認知症ケアパス

  来年の4月から改正された介護保険制度の一部がスタートする。そのうちのひとつが市町村が作成することになる「認知症ケアパス」である。この「パス」はボールをパスするときのパス(pass)ではなく、パス(path)である。辞書には「小道」「進路」「方針」といった意味が載っている。医療分野では、治療の道筋を示すものとして使われている。個々の患者が入院してから退院するまで、いつ、どの科で、どのような検査や、手術を受けたり、どのような治療を受けるかという道筋を患者に示すとともに、治療に関係する医療従事者が所持するものである。

  厚生労働省では「認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れ」と説明している。認知症と疑われる症状が発生したときから生活機能障害が進行していく過程において、認知症の人の意志を尊重し、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることを目標としている。医療のケアパスが個々の患者(ミクロ)対象にして作成されるのに対して、今回市町村が作成する「認知症ケアパス」は地域全体(マクロ)」である。

  つまり認知症の初期から進行の状況に応じて地域での生活が続けられるように、認知症の予防、介護、医療、生活支援サービスなどが一体的に提供される流れを地域全体で整備する。このことが改正された介護保険法での「ケアパス(ケアの流れ)」の意味合いである。

  疾患の進行にともなって必要となる支援が徐々に異なっていく認知症のケアには適切なケアマネジメントと、認知症に対応できる社会資源との両者が不可欠である。それらが相互に適切に組み合わされることで「認知症ケアパス」が機能する。
(認知症ケアパス作成のための手引き、2013年7月29日時点)

 本年最後のブログ、3日遅れの大晦日になってしまった。2014年も暮れ、まもなく新しい年を迎えようとしている。来る年がよい年でありますように。

新年のおまんじゅうのメニュー(京都市内のお菓子屋さんのチラシ)
縮小版 仙太郎

 右上から、真向き丹頂ツル、おてんまり、初夢の(三)なすび、相生の松、
 右下から、祥、日の本、東風吹かば絵馬、花びら餅

(明石隆行)

2014/12/31 14:30 | 未分類trackback(0)  | top

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