赤ちゃんを自宅で一人で産んだ橋本知亜季さんのこと(その1)

橋本さんは、わたしがこの夏参加したマクロビアンの食合宿で出会うことができた講師の方です。ご主人の宙八さんとともに、「命は食から」と言う理念のもと、食べ物と運動で身体と心をきれいにするマクロビアンの活動をされている方です。


お住まいは、福島県いわき市のご近所さんまで歩いての30分以上の野中の一軒家、それもずぶの素人(宙八さんは元俳優志望の小柄で華奢な体型の方です)が半年間だけ地元の大工に弟子入りし、あとは知亜季さんと二人三脚で建てたものだそうです。


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               橋本さんの自宅
この豊かな自然に恵まれた、しかし文明とは程遠い場所で、知亜季さんは、3人目・4人目を出産そして、5人目は2歳の3女とともに自分だけで出産されたのです。夏には一家総出で、病をかかえている人のための食のサマーキャンプをしているご一家なので、夫の宙八さんはその準備のために上の3人を連れて青森へ行っていて、出産予定日には帰宅というスケジュールの中の出来事でした。
知亜季さんは、お一人目は夫とともに、それから、上の子どもも立ち会っての一家総出の自宅分娩をされてこられました。分娩には慣れているものの全く一人で産むということは、3人の子どもを病院で産んだ私には想像絶することと思われました。


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でも彼女は、最後は「フーと深呼吸。もういい・・・まかせよう・・・。私の本能と赤ちゃんの力と、自然の流れにすべてを任せよう。宇宙の意思に従おう」と2歳の3女と自分の布団を敷き、お産に必要なのものを整えられましら。産後はすぐには動けないので、無駄な動きをしないよう、産後の段取りを一つ一つリハーサルしながら、手の届くところにすべてを置きその時を迎えたそうです。2歳の3女は出産の直後「赤ちゃん小さい」と叫びました。その声に知亜季さんは我にかえり、「この子がいたんだ」「自分の存在を感じさせない居方をしてくれた」と改めてこんな小さい子どもの中に秘められている大きな力を感じたそうです。

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             笹ゆりの花:空気のきれいなところでしか咲かない貴重なゆり                        

彼女のこの行動は「手放しにせず、やることはやり、その上での結果は、大きな流れにまかせる」という自然観に基づいているようです。いざとなったら、人は自分の中に秘められた、不思議な力を発揮できることがるそうですが、周到にシュミレートされた準備が当てこそその力は発揮できるのかと思われました。

また、分娩に立ち会った3女の方も2歳という幼い年齢ながら、大いなる自然の流れの中で、状況にあわせた大きな力を発揮されました。母親は偉大であり、生み出された子どもたちも、その時々の年齢にあわせて、自立をして自分の役割をとれるのだと改めて感じた次第です。

  (参考)橋本知亜季著 自然に産みたい 地勇社 1994
                                                             萩尾藤江

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2009/12/02 00:00 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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