「エンディング・ノートの書き方」講座

今日があって明日があり、そして来週、来月、来年・・・・と続くずっとその先には、誰にでも必ずやってくる「その日」がある。「その日の前」と「その日の後」のことについて、どうするのか。そのことを書いておくのがエンディング・ノートである。
IMG_1666_convert_20091129220102.jpg
  「その日」をポックリ逝く人もいるが、多くの人は入院したり、寝たきりになって誰かのお世話になる時期がある。その期間が長い人もそうでない人もお世話になる人とコミュニケーションをとる力が残っていれば自分の意思を伝えることができるが、そうでない場合はそれができない。病名や余命の告知はどうしてほしいのか。延命治療を望むのかそうでないのか。臓器提供や献体を希望するのかしないのか。介護や看取りは自宅でしてほしいのか。こうしたことについて、自分の気持ちを伝えて家族とその思いを共有しておくほうが、世話をしてくれる家族もしやすいというものである。
 いよいよ「その日」がきたら、それでおしまいなのだが、決めておかなければならないことが結構多い。まず、葬儀はどうするのか。地域のしきたりにしたがうのか、違うやり方をするのか。通夜、告別式で大勢に見送ってもらうのか。この場合も、誰と誰に連絡するのか、その連絡先のリストはあるのか。いやいや、そんなムダなことはしないで、直葬といって通夜や告別式をまったくせず、直接火葬場で荼毘にふすのか、家族や親しい人たちだけで楽しく食事をしながら偲ぶ会をしてもらうのか。葬儀に飾る遺影は、などなど。希望があれば書いておくとよい。

 また、先祖伝来の墓に眠るようにしてもらうのか。はたまた近ごろ流行りの「千の風」のような散骨や、樹木葬で供養をしてもらいたいのか。これだけでは終わらない。さらに、生命保険などの「もらう手続き」、携帯電話、パソコン会員などの「やめる手続き」、住宅名義、自動車保険、銀行口座などの「引き継ぐ手続き」も決めておく。また、相続税の申告や年金保険などの「期限の決まっている手続き」もあるので、このことも明確にしておく必要がある。
「その日の前」と、「その日の後」に予め決めておいたほうがよいことが結構あることがわかる。それらの書き方について説明したのが「エンディング・ノート」である。特にこうしなればならないというものがあるわけではないので、自分のパソコンでも、そこらにあるメモ用紙にでも書いておけばよいが、「例えば、こんなことは、こういうふうに書いておけば」というようなものがあれば便利は便利である。
 ただ、このノートに法的拘束力はないので、財産分与や借金の処分などは遺言書を作成して、後々もめないようにしておくことが肝要である。

 先週の土曜日に、近くの地域包括支援センターが主催する「エンディング・ノートの書き方」講座を受講し、ノートをもらってきたのでぼちぼちノートを書き始めている。講座を受けたのは自分の「その日」が視界に入ってきたこともある。もう一つの理由は、他市の地域包括支援センター運営協議会の委員をしていることもあり、センターのプラグラムを実際に体験してみたかったからである。
各地の地域包括支援センターでは、介護予防など様々な講座を開催しているので、高齢者福祉や介護問題に関心のある人は実際に体験して理解してみてはどうだろうか。もちろん無料である。

明石 隆行

 今日があって明日があり、そして来週、来月、来年・・・・と続くずっとその先には、誰にでも必ずやってくる「その日」がある。「その日の前」と「その日の後」のことについて、どうするのか。そのことを書いておくのがエンディング・ノートである。
IMG_1666_convert_20091129220102.jpg
  「その日」をポックリ逝く人もいるが、多くの人は入院したり、寝たきりになって誰かのお世話になる時期がある。その期間が長い人もそうでない人もお世話になる人とコミュニケーションをとる力が残っていれば自分の意思を伝えることができるが、そうでない場合はそれができない。病名や余命の告知はどうしてほしいのか。延命治療を望むのかそうでないのか。臓器提供や献体を希望するのかしないのか。介護や看取りは自宅でしてほしいのか。こうしたことについて、自分の気持ちを伝えて家族とその思いを共有しておくほうが、世話をしてくれる家族もしやすいというものである。
 いよいよ「その日」がきたら、それでおしまいなのだが、決めておかなければならないことが結構多い。まず、葬儀はどうするのか。地域のしきたりにしたがうのか、違うやり方をするのか。通夜、告別式で大勢に見送ってもらうのか。この場合も、誰と誰に連絡するのか、その連絡先のリストはあるのか。いやいや、そんなムダなことはしないで、直葬といって通夜や告別式をまったくせず、直接火葬場で荼毘にふすのか、家族や親しい人たちだけで楽しく食事をしながら偲ぶ会をしてもらうのか。葬儀に飾る遺影は、などなど。希望があれば書いておくとよい。

 また、先祖伝来の墓に眠るようにしてもらうのか。はたまた近ごろ流行りの「千の風」のような散骨や、樹木葬で供養をしてもらいたいのか。これだけでは終わらない。さらに、生命保険などの「もらう手続き」、携帯電話、パソコン会員などの「やめる手続き」、住宅名義、自動車保険、銀行口座などの「引き継ぐ手続き」も決めておく。また、相続税の申告や年金保険などの「期限の決まっている手続き」もあるので、このことも明確にしておく必要がある。
「その日の前」と、「その日の後」に予め決めておいたほうがよいことが結構あることがわかる。それらの書き方について説明したのが「エンディング・ノート」である。特にこうしなればならないというものがあるわけではないので、自分のパソコンでも、そこらにあるメモ用紙にでも書いておけばよいが、「例えば、こんなことは、こういうふうに書いておけば」というようなものがあれば便利は便利である。
 ただ、このノートに法的拘束力はないので、財産分与や借金の処分などは遺言書を作成して、後々もめないようにしておくことが肝要である。

 先週の土曜日に、近くの地域包括支援センターが主催する「エンディング・ノートの書き方」講座を受講し、ノートをもらってきたのでぼちぼちノートを書き始めている。講座を受けたのは自分の「その日」が視界に入ってきたこともある。もう一つの理由は、他市の地域包括支援センター運営協議会の委員をしていることもあり、センターのプラグラムを実際に体験してみたかったからである。
各地の地域包括支援センターでは、介護予防など様々な講座を開催しているので、高齢者福祉や介護問題に関心のある人は実際に体験して理解してみてはどうだろうか。もちろん無料である。

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2009/11/30 00:28 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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