「認知症サポーター養成講座」

 認知症に関するさまざまな生活の課題は、われわれの地域社会から隠れたところで進行しています。表面に現れる頃には、問題が複雑に絡み合っていて、深刻な状況に陥っている場合が少なくありません。一方、近隣住民は、認知症をとりまく問題について漠然とであるが早くから気づいていることもあります。ところが、保健・医療・福祉の専門家や自治体などの窓口に、その情報が届かない場合や、情報が届いていても早急に対応できない現実に直面しています。

 原因の一つとして考えられのは、問題を抱えている本人と近隣住民との関係が希薄であったり、地域社会から孤立していることが想定されます。また、専門家に相談することができなかったり、必要なサービスをうまく活用することができず、問題をさらに複雑にしてしまうことがあります。

リング
      (オレンジリング)

 このような問題を解決するために、「認知症サポーター養成講座」をとおして地域との関係を形成し、認知症を抱えている家族の問題を早期に発見して複雑な課題を未然に防ぐことが求められています。この「認知症サポーター養成講座」を受けた人は「認知症サポーター」と呼びます。「認知症サポーター」になったからといって、特に何か役割を担うというものではありません。認知症について正しく理解し、認知症本人やそのご家族を温かく見守る役割になってもらうだけでいいのです。もし、可能な範囲内で行動できるのであれば、知人や家族などに認知症の正しい知識を伝えたり、認知症本人やそのご家族の気持ちを正しく理解し、地域社会のなかで少し手助けをしてみたりしてください。

 「認知症サポーター」は認知症を地域で支援するための目印として、オレンジリングをつけます。このオレンジリングが人々をつなぐような地域社会を目指しましょう。

山下裕史

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2010/01/12 10:39 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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