少女用リスクアセスメントEARL-21G

EARL-21G_convert.jpg  EARL-21G (Version1-Consulation Edition)というリスクアセスメントのためのツールを、大阪の相談機関や施設の専門職の人たちといっしょに翻訳しています。EARLとはEarly Assessment Risk List for Girls、「少女を対象とした早期アセスメント用リスクリスト」という題名です。LeveneさんやAugimeriさんなど総勢6人で研究されたものを、カナダのChild Development Institute(http://www.childdevelop.ca/)が発行しています。

 将来、反社会的行動にいたるリスクを12歳以下の少女を対象に予測するアセスメントリストです。反社会的行動とは社会や地域の規則や規範を守らない行動ですが、子どもの時に問題行動をしていても将来大人になるとしなくなる子どもいれば、大人になってもしている子どもがいます。12歳以下の段階で、将来も問題行動となるリスクを見つけて対処しようというものです。家族、子ども、治療の3つの分野について、全部で21項目あります。

 これEARL-20B_convert.jpgは少女用ですが、少年用EARL-20Bもあります。
 反社会的行動は少年のほうが多い のではないかと思われますが、あらわれ方の違いがあるので少女の反社会的行動は見えにくくなっているのではないか。少女とはこういうものだという社会の認識、ステレオタイプというものが影響してことも考えられます。あるいは、少女の攻撃性は変化しやすいのではないか。こうしたことから、性(ジェンダー)によって分けられました。興味深い内容がたくさんあります。

 先日、わからない表現があったので著者の1人、Augimeri先生にたどたどしい英文メールがお伺いしたところ、すぐに教えてくださいました。
 少女用EARL-21Gや少年用EARL-20Bのリスクアセスメントの後にSNAP(http://www.stopnowandplan.com/)とよぶプログラムが導入されます。行動をおこす前に、まず立ち止まってStop Now、考えて行動しようAnd Planです。これらの頭文字SNAPはまた、”指ぱっちん”という意味もあります。SNAPという行動のスキルを開始する、自分に対する合図でもあります。

Levene,K. S., Augimeri,L. K., Pepler, D.J., Walsh, M.M., Webster,C. D., & Koegl,C.J.,(2001). EARLY ASSESSMENT RISK LIST FOR GIRLS :EARL-21G Version1- Consulation Edition. Toronto, Ontario, Canada: Child Development Institute

本多隆司

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2010/02/19 10:15 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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