消費生活アドバイザーのみなさんと学ぶ

カファレル

新年度スタートです。今年もよろしくお願いします。

さて、先日、消費生活アドバイザーとして
神戸などの地域で活動している人たちの学習会に呼ばれ、
「日本の貧困の今と社会保障制度の課題」
というテーマで講義をしてきました。

参加者の多くは、消費生活に関わる相談の専門職で
本業とは別に子育て支援など市民活動もされているとのこと。

とても熱心に聴講していただき、講義の後には
活発な意見交換もできました。

多重債務のケース、詐欺まがいの商法に引っかかって生活困窮に至ったケース
生活保護が受給できなくて生活が苦しいのに
活用できるような制度がない若い世代のケース・・・。

消費生活アドバイザーの活動で出会うケースのお話を伺いながら、
改めて貧困問題が一般に拡がっていることを実感しました。

そして、そのことに問題意識をもって活動するひとりひとりの専門職が、
課題を共有していくという取り組みの大切さも感じました。

相談業務というのは、当事者が「どうしようもない」とあきらめていたことを
「なんとかできる」にまでもっていくことなんだと思います。

そして、「なんとかできる」かどうかは、
専門職が駆使できる社会資源の質量によっても規定されますが、
やはり、専門職がもつ人間観や社会観いかんによっても
変わってくると思います。
とくに貧困の問題は、自己責任論に回収されてしまうと、
その社会的背景が覆い隠されてしまいます。
自業自得と考えるか、社会的対応が必要な課題と考えるか。

その認識によって、対応のあり方も変わってきます。

その認識のベースにあるひとりひとりの人間観や社会観は、
多様な価値観とのふれあいのなかで磨かれるもの、鍛えられるものです。
ですから、集まって議論したり情報を共有できるような場は
とても貴重なのです。

そんなことを学習会で学ばせていただきながら、
制度や資源を活きたものにしていくのはやっぱり人間なのだと実感しました。

砂脇 恵(7年ぶりに教員一覧の写真が変わりました)

追記: 冒頭の画像は、神戸に行ったら必ず寄るチョコレート専門店「カファレル
の愛らしいチョコレートたちです。
チョコレートの街、イタリアはトリノのチョコレート専門店で、
新婚旅行で訪れたトリノが懐かしくて、神戸にしかない直営店に、ついつい寄ってしまいます。
おすすめは、カファレルの鉄板アイテム、「ジャンドゥーヤ」(金色の包装のチョコ)。
ネットでも買えますのでお試しあれ!


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2010/04/05 13:05 | フィールドワークcomment(0)trackback(0)  | top

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