スピリチュアリティー

 先日、身内が一週間ほど海外旅行に行って来ました。
 行き先は、スコットランド北東部のフィンドフォーンFindhorn。・・・「ネッシー」で有名なネス湖にも近い、美しい自然環境に囲まれた所だそうです
 そこにはフィンドホーン財団(The Findhorn Foundation)という共同体があり、そこで行われる体験プログラムに参加するのが目的でありました。
 この財団は1962年創設の約50年の歴史のある財団で、「スピリチュアリティー」を主眼として「エコ(人と自然の共存)」「コミュニテイー(人の在り方・つながり)」などを、日常生活・作業・レクなどの実践を通じて学ぶ共同体だそうです。国連とも連携する国際的に著名なNGO団体だそうで、体験プログラムに参加するために世界各国から毎年1万5千を超える人々がここを訪れるそうです。
フィンドホーン02  フィンドホーン05
フィンドホーン04  フィンドホーン03
   詳しくは財団のHP参照 → http://www.findhorn.org/workshops/japanese/japanese_home.php

 近年、わが国でもスピリチュアリティースピリチュアル・ケアなどがある種のブーム化する中で、自然に囲まれたエコ・ビレッジでの生活体験の中から、自然や人間存在のつながりや、聖なるものへの気づきを深めるといった研修プログラムも日本国内のあちこちで行われているのを耳にします。フィンドホーンはその本家の老舗(しにせ)といった感じでありましょうか。むしろ逆に、フィンドホーンの活動が広まり有名になってゆくのに伴って、スピリチュアルという言葉が世上に広く普及していったというべきかもしれません。

 1948年、WHO(World Health Organization:世界保健機関)は保健憲章を作り「健康」を次のように定義しました。
 “Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.” (健康とは、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、単に病気や虚弱でないことではない。)

 その後、1999年のWHO総会で、以下のように改正されました(下線部分が追加)。
 “Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity." (健康とは、身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、単に病気や虚弱でないことではない。)

「スピリチュアリティー(霊性)」という言葉が一躍注目されるきっかけにもなった改正で、世紀をまたぐここ10数年の間に人間生活にとってスピリチュアルな存在の重要性が改めて再認識されるようになった一つの指標でもありますが、それだけ現代人が自然や人のつながりから隔離・疎外され、生きにくくなってきたことあらわす証拠と言えるかもしれません。

近年、わが国のマスコミで取り上げられるスピリチュアル・ブームは、少々誤解もあり本質とかけ離れた側面で注目されているような感じがしますが、現代に生きる我われにとって 「スピリチュアリティー」がますます重要なキーワードになっていくことは間違いないでしょう。

 私自身もスピリチュアル・ケアについて講義の中で取り上げていますが、関連する種々の動向について探求を深めてゆきたいと思い居ります。

                合掌(^∧^)
佐伯俊源

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2010/05/13 11:00 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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