卒業生はへこたれない

 先週、大阪府池田市にある「三恵園」(社福法人 産経新聞厚生文化事業団)へ行きました。向かって右手s7.jpgの建物が生活介護事業所「こすもす」、左手奥が障害者支援施設(知的障害者入所更生施設)「三恵園」です。
 
 ここには、本学の卒業生、3名が勤務しています。リーダーの一翼をになう西田君、2年目の吉野君、やっと4カ月を終えた松村君です。


 

 m1.jpg 松村君から「こすもす」の概要を説明していただきました。車いす利用者もいっらしゃるなかで、どんな支援を組み立てればいいのか、新人として日々勉強の毎日だそうです。
             
          
 s2.jpg
 

 最も悩むことは、利用者本位という理念をどう具体的に支援として示すことができるのか、であると彼は言います。

 左の写真は、ポット植えのヒマワリをフエンスの中央あたりにとめられています。地面に植えるよりも、この高さのほうが水やりがしやすいというのが、その理由です。それまで関心がなかった人も、水やりを楽しむようになったことに気がつきました。

                                          
S9.jpg  吉野君の「三恵園」の説明で驚いたことがあります。生活空間や作業場などいたることに、利用者に合ったこまやかな手法が取り入れられています。

 写真は居室前の廊下で、利用者がモップがけをスムーズに行うためのものです。床に貼られたテープにそってモップの写真のあるゴールに向かってモップがけし、そのテープ部分が完了したことを示すカードを貼ります。となりのテープにそって反対方向にモップがけし、またカードを貼ります。こうしてすべてのカードを貼り終えたら、掃除は完了です。

 支援員の指示だけによらず、自分の手順と判断によって行動を完成させるとが出来ます。こうした積み重ねを通じて、施設での生活から地域での生活へ移行していくことが目標の一つです。このブロy1.jpgグの最初にご紹介した「地域移行」の実践です。


 右は作業場ですが、同様の取り組みが行われています。リーダーの西田君らの共同作業と試行錯誤のたまものです。
 s3.jpg

 「三恵園」得意の陶器です。飲食店より大量発注を受ける
ほどの人気だそうです。     

 
 ほんの少し前は学生だったとは思えないほど、精緻に考え、実践し、もう一度検討するというねばり強い営みをみせていただきました。         本多隆司

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2009/08/14 00:36 | 未分類comment(3)trackback(0)  | top

コメント

卒業生頑張っています

先日は、お忙しい中、三恵園、こすもすにおいでいただきましてありがとうございました。卒業生の自分達が日々行っている支援を、先生に紹介できて、大変嬉しかったとおもいます。早速にご紹介していただき光栄です。日々悪戦苦闘しながらも、モチベーションを上げて仕事に取り組む卒業生を今後も応援下さい。

No:3 2009/08/18 13:43 | 三恵園・永棟 #- URL [ 編集 ]

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No:4 2009/08/28 21:00 | # [ 編集 ]

遅くなりましたが・・・。

ブログを拝見させて頂きました。大変お忙しい中、書いて頂いていることを知り、大変恐縮しております。ありがとうございます。施設職員の立場から地域福祉の推進にいかに取り組むのか?日々の支援にどのようにつなげるのか。卒業生と一緒に考えて「その人に合った支援」を目指します。卒業生が先生のもとへ、お知恵をいただきに伺うこともあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。
またいつでも、三恵園・こすもすにお気軽に遊びに来てください。

No:5 2009/08/28 21:01 | こすもす・山崎 #motV9.6. URL [ 編集 ]

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