リエゾン被災人(hisaito)の「知恵」

 寝室には倒れてくるような背の高い家具は置かない。どうしても置かなければならないのであれば、必ず壁に固定する。防災グッズの前にまず家具が倒れてこないようにすることが大事である。これが被災体験から得た最大の「知恵」である。命あってのものだねである。
 今、寝室には腰ほどの高さの横長のたんすしか置いていない。あの日、頭の真上にあった相当重い和ダンスがすっとんで真向かいの壁にあたって跳ね返ってきた。それが顔面を直撃した。3針縫う怪我ですんだが、これがもし逆向きに寝ていたらどうなっていたことか。これは横に並んで寝ていてすんでのところで命拾いをしたわが家人の被災体験である。

 今日は1・17。阪神淡路大震災から16年目。被災体験の中で生まれた大切な「知恵」。その「知恵」を災害を体験していない人にも伝え、共有しようとNHKではキャンペーンを行っている。兵庫県を中心に被災体験から得た多くの「知恵」が寄せられている。リエゾン被災人(http://www.nhk.or.jp/hisaito2/chie/)には写真入で次のような避難生活の「知恵」が数多く紹介されている。

 
  「毎日水を運ぶことになる!ダンボールとビニール袋で水の運び方の工夫」

  「食器は全部壊れる!新聞紙で食器を作る」

   「道具は取り出せない! 工具類は外に保管する」
 
   「冷蔵庫は使えない・・・調味料を使って生モノを上手に使う」  などなど


 ちなみに聞きなれない「リエゾン」とは、フランス語で「つなぐ」という意味である。退院する患者さんが、自宅に戻っても訪問看護やホームヘルプサービスなどの保健・医療・福祉サービスがちゃんと受けることができるよう、病院にいてそれらの調整をする看護職が「リエゾンナース」である。この場合、看護師は病院と地域とを「つなぐ」役割をしている。合掌。
                                           (明石隆行)


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2011/01/17 00:30 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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