「同意」について

 Ryan,G., Leversee,T., & Lane, S.(2010). Juvinile Sexual Offending:Cause,Consequences, and Correction.3rd edition.John Wiley & Sons, Inc.
という478頁の大きな本があります。
 タイトルの” juvenile”は”少年”とされ、Juvenile Actとは少年法 Juvenile Training School といえば少年院です。少年法第二条では、「この法律で「少年」とは、二十歳に満たない者をいい、「成人」とは、満二十歳以上の者をいう。」とされJos028.jpg、意味では未成年者に近いものです。”offending”は”罪を犯す=犯罪“です。「未成年者の性犯罪」がそのタイトルです。
 
 本の冒頭で、性暴力行動を定義する要素のひとつとして「同意」consentがないこと、があげられています。 同意とは次の六点を全て含む意見の一致agreementとをされます。
  (a)何をしようとしているのかを理解している。
  (b)しようとしていることについて社会の基準の知識がある。
  (c)可能性のある結果や異なる選択肢を知っている。
  (d)その前提は合意することもしないこともも等しく尊重すること。
  (e)決定と選択は自発的なものである。
  (f)認識力がある。

 そのうちのひとつでも欠くと同意とは言えません。「性」と「暴力」を念頭においた、大人から子どもへの搾取=虐待を防止するための考え方ですが、医療でよく聞かれるインフオームド・コンセントと同じです。

 同意が必要とされることは法律にたくさん出てきます。同意できる年齢、特に性に関してみれば複雑です。。刑法では限定的ですが13歳未満ですが、児童福祉法は18歳未満、さらに都道府県条例も関連します。しかし、民法では女性は16歳で結婚できます。米国では州によって異なりますが、性に関しては14歳~16歳とされることが多いとあります。なかには18歳という州もあるそうで、単なるデートが違法となる可能性もないではありません。

 同意は、加害をしない・被害を受けないことについて大変重要なルールです。そこに年齢をからめるていくと、一様とは言いきれない社会の価値観が強く反映されています。 本多隆司


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2011/02/18 09:03 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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