3・11 東北関東大震災

 パソコンに向かっていたら目の前がふわーっとしてきて変な気分になった。一瞬めまいかと思った。パソコンから目を離してじっとしていると、大きな船に乗っているときの揺れのようなものを感じた。めまいではなくマンションが揺れているのだ。パソコンの時刻に目をやると午後2時50分を示している。一瞬、阪神淡路大震災の記憶がよみがえりこわくてしゃがみそうになった。天井に吊ってある照明器具がゆうらゆうらと音もなく揺れている。それで地震だと確信した。いわゆる「長周期地震動」といわれる揺れである。その揺れが止まったのが2時52分くらいである。地震発生が2時46分ごろなので3~4分で揺れが大阪に伝わったことになる。すぐにテレビをかけると地震速報が出ていた。未曾有の東北関東大震災である。間をおかず津波が東北地方の海岸という海岸を襲った。
 
 連日のテレビ放送を見ていると、「津波」とはいうけれど「波」ではなく、「海」そのものが陸地にあがってきてすべてを飲み込んでしまうおそろしいすさまじさである。住宅街が一瞬のうちに流されて街そのものが消滅してしまっている。痛ましいというか言葉が出てこない。海から5キロメートルも陸地に入った高さ6メートルの水門をも軽々と越えてその先にある街そのものをあとかたもなく消滅させてしまっている。対策本部となるべき町役場の安否が不明となっている地域もある。東北地方のいたるところに言語に絶する脅威の跡が残された。数しれない人たちが「海」にのまれ、どれくらいの不明の人たちがいるのかさえわかっていない。住む家を失くし、原発事故、石油コンビナート火災、住宅火災、水没、孤立、がけ崩れ、水道・ガス・電気などのライフラインの壊滅、道路、線路の寸断など、復旧のめどがいつ立つのだろうかとさえ思ってしまう。

 生命と向き合う国をあげての懸命の捜索・救助作業や避難所への支援が始まっている。海外からも支援の手が差し伸べられている。自分の家の屋根につかまり15キロメートル沖で漂流しているところを救助された人がいたということを13日の夕方のニュースが伝えている。人知れず救助を待っている人の一刻も早い救助を願わずにはいられない。今すぐにでも何かできないかと、誰しも思うところである。

大阪ボランティア協会の情報によると、宮城県社会福祉協議会、仙台市社会福祉協議会は機能しているようである。一日も早くボランティアの受け入れ態勢ができることを願っているが、同協会のホームページに紹介されているように、今しばらくは被災地に行くことは控えてほしい。ガソリンや食料が入手しにくく、交通手段も寸断されている。なにより危険である。
また、支援の要請があれば、グループやネットワークを通じて参加することが望ましい。


☞ 「KVネット 関西人のためのボランティア活動情報ネット」より、東北地方太平洋地震被災地でボランティアしたいと思っている方へ

● 今は控えてほしいこと
 1 被災地のボランティアに今すぐ駆けつけるのは控えましょう。
 2 被災地への物資の送付は控えましょう。(輸送体制や保管場所も確保されていない)
● 今、現地に行かなくてもできること
 1 寄付をしましょう。(義損箱をおいて善意を募る)
 2 献血をしましょう。
 3 日本語のわからない外国人の方には多言語情報サイトを紹介してください。
( )は明石の注

☞ 「支援通信」始めます(朝日新聞 3月13日付朝刊)
 不便な避難生活を強いられているみなさんや、被災地の家族や知人を案じるみなさん、何かできないかと考えているみなさんに向けた「支援通信」を始めます。避難所での体調維持の方法や、電気やガスなどのライフラインの状況、通信や金融などの生活情報、ボランティアの方々に向けた情報などをお伝えします。ツイッター(@Asahi_Shakai)でもつぶやいています。

☞ 帰宅困難者
 首都圏で仕事をしている息子から、無事であるということと、退社して妻と合流して帰宅すると電話があったのが午後4時過ぎ。こちらから都内にいる息子の妻に無事を確認すると、地震直後、危険を避けるため近くのビルに移動したとのことなので、妻の職場に向かっている息子にそのことを電話するがもうつながらない。固定式電話で何度も連絡をしてようやく2人が合流できたのが午後10時。その前から首都圏のJR、地下鉄、私鉄とも運転を休止していた。3時間ほどの徒歩と途中まで家人に車で迎えにきてもらって2人が帰宅したのが翌日の午前4時すぎであった。
 都市で災害が発生すると、家族や知り合いと合流することが簡単ではなくなるということ、またすぐに帰宅困難者になってしまうということを肌で感じもした3・11であった。
あとでわかったことであるが、携帯やパソコンのメールでやりとりすれば通じやすいそうである。

 かけがえのない生命を奪われた多くの方々のご冥福と1日も早い復興をお祈りして合唱。
                                             (明石隆行)

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2011/03/14 00:14 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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