出会った言葉シリーズ(4) 豊かな人間関係のなかで暮らす

                IMG_2932_convert_20110410111317  こぶしの花の縮小版
                    近所のマンションに咲くこぶしの花
                 「白き小鳥 群がるごとく こぶし咲く」(作者不明)           

 「なぜ赤ちゃん、認知症のお年寄り、身体障害児、精神障害者・・・をいっしょにみるのかって。看護師にとってはそれが当然のことだから。福祉がなぜ別々になっているのか、そのことのほうが不思議」 
 
 赤ちゃんから認知症のお年寄りまで、障害児も障害者、健常児もみんないっしょに豊かな人間関係のなかで暮らす「共生型サービス」を実践している富山県の惣万(そうまん)佳代子さんが4月9日(土)に大阪府門真市で講演された(大阪社会福祉士会北河内渋主催)。その折、フロアーからの質問に対して答えられたのがこの言葉である。なるほど惣万さんの言うとおりだ、と会場のみんなが納得した。

 惣万さんは、平成5年に富山県で「だれもが、地域で、ともに暮らす」ことを理念に特定非営利活動法人「デイサービス このゆびとーまれ」を始められた。当初は縦割り行政からはなかなか補助金がつかず苦労されたそうである。今やこの富山型は、富山県下に55事業所、全国には800か所ほどになっている。惣万さんのところには毎年約2000人が見学に訪れる。秋篠宮殿下、三笠宮寛仁殿下もご訪問されている。2004年には内閣官房長官表彰「女性のチャレンジ大賞」を受賞されている。

 惣万さんの「このゆびとーまれ」には、種智院大学社会福祉学科の卒業生、牧野俊介君が職員として働いている。「元気にがんばっていますよ」、といううれしい言葉を聞いて惣万さんとお別れした。
                                           (明石隆行)

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2011/04/11 00:06 | 未分類comment(1)trackback(0)  | top

コメント

富山型デイサービス

自分の名前があり、びっくりしました。
明石ゼミ1期生ということもあり、先生には熱心に卒論指導していただきました。また、富山での結婚式にも出席していただき、大変感謝しています。

「デイサービス このゆびとーまれ」は赤ちゃんからお年寄りまで、障害の有無にかかわらず、ひとつ屋根の下で過ごしています。
福祉の現場を知っている人ほど、そんなコト出来るの?と想像しづらいと思います。私も働くまでは正直想像出来なかったです。
でも、現実に今日もこのゆびでは、認知症の方々が赤ちゃんの動きを微笑ましそうに見ており、その横で統合失調症の方が童謡を唄っていました。

百聞は一見にしかず。事前申込をすれば、ボランティアという形で体験することが出来ます。
興味のある方は、メールで konoyubi@r9.dion.ne.jp まで問い合わせてみて下さい。

No:84 2011/06/06 23:58 | 牧野 #mQop/nM. URL編集 ]

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