まもなく全国ロードショーが始まる『わが母の記』

 新聞社主催の試写会に時々応募するがなかなかあたらない。今回も「わが母の記」に応募するも、人気があるのか抽選にもれる。残念。4月28日(土)から全国ロードショーが始まるのでゴールデンウィークに見にいくことにする。
                   わが母の記 挿入写真

 父の死と前後して物忘れがひどくなり、つじつまのあわないことを口にする。だんだんと記憶がなくなっていき、夫との思い出もほとんどなくしていく。そんな母親・八重を長男の伊上が引き取るが、毎日こわれたレコードのように同じことを何度もしゃべり続ける。徘徊を繰り返す。
 これは「天平の甍」や「敦煌」はじめとする数々の歴史小説でその名を知られている昭和の文豪、井上靖の自伝的小説である。母との生後からの確執が認知症の症状とおりまぜられながら語られる。親と子、老いや死についても示唆を与えてくれる作品である。
 主人公の伊上(井上靖)には役所広司が、母の八重には樹木希林など実力派の俳優が配されている。

 映画の原作が講談社から出版されたのが1975年、昭和50年である。前年にオイルショックが日本を襲い、高度経済成長が終焉した年である。小生が大学生活を送っていたころで認知症のことは医学的にも研究が今ほど進んでいなかったし、社会福祉サービスにもみるべきものはほとんどなかった。ちなみに、有吉佐和子著の『恍惚の人』(新潮社)が出版されたのが1972年、京都に「呆け老人家族の会(現在、認知症の人と家族の会)」が発足したのが、1980年のことである。日本における認知症問題の黎明期に出た本である。

 老人福祉論を履修する学生には是非みてほしい映画である。学割、サービスデー(毎月1日)やレディースデーを使えばお安くみることができる。講談社文芸文庫(『わが母の記 花の下・月の光・雪の面』)で読むのもよい。

映画の公式ホームページ http://www.wagahaha.jp/introduction.html

 先週の連休中の話。
 「えいーっ!」と掛け声こそは聞こえてこないが、そんな気合いが伝わってくる3歳の日本猿「タマちゃん」の雄姿。自分の背より高いバーをみごとに飛び越えて見せる。有馬温泉で初めて見た猿の大道芸。感激だった。
             縮小版

 締めは、(画面奥で)見物客からご祝儀をもらって礼、千円札のお客さんには腰を半分に折って「厚く礼」。
             縮小版 〇新 礼

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2012/03/26 00:45 | 未分類comment(0)trackback(1)  | top

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