整備が始まる新たな地域密着型サービス

 介護保険法の改正に基づき地域密着型サービスの「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と「複合型サービス」が新たに創設された。「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は、定期的に巡回訪問するか、随時通報を受けて、食事・入浴・排せつなどの介護や日常生活上の支援や療養上の世話、必要な診療の補助などを行うサービスである。「複合型サービス」は、小規模多機能型居宅介護と訪問介護の機能をあわせ持ったサービスを提供する。
 これらの2つのサービスは、この4月に創設されたものの実際にはすべての市町村で提供されるとは限らず、今すぐサービスを提供する体制が整備できているわけでもない。

                    (家人が育てているクジャクサボテン)
               縮小版 クジャクサボテン

 というのも、地域密着型サービスはまず市町村が策定する介護保険事業計画にその整備が計画されていなければならない。次に、サービスを提供する事業者がいることが前提となる。さらに、サービス提供を行う事業者は多くの市町村が設置する選定委員会で選定される手続きを経ることになる。
 市町村が介護保険事業計画に整備を計画していなかったり、応募する事業者がいなかったり、はたまた選定委員会の選定の基準に達しなかったりすると制度上サービスは存在しても、当該サービスは整備されないということになる。
 例えば市町村が、定員29人以下の特別養護老人ホーム(地域密着型介護老人福祉施設)の整備計画を立て、事業者を公募したが手をあげる事業者がいなかったため、何年も施設整備ができなかったというようなことも実際にある。

 大阪府下のM市では、今回の第5期介護保険事業計画に「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と「複合型サービス」の整備を計画しており、7月ごろから公募を予定している。応募があれば夏ごろに選定委員会で事業者を選定する運びとなる。その後、事業者を決定し事前協議と並行して年度末までに市の条例制定を行うことになり、施設整備は来年5月ごろと見込まれている。こうした経過を経てこれらの地域密着型サービスが実際に提供されるのは来年の夏以降になりそうだ。

          珍しい色の薔薇「ブルームーン」(大阪府立服部緑地公園で)
         縮小版 ブルームーン

                                          (明石隆行)

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2012/06/04 22:40 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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