ごあいさつ

桜の季節になりました。砂脇です。
久しぶりの投稿で、そして、最後の投稿となりました。

この3月をもちまして、種智院大学を退職することとなりました。
これまでお世話になったみなさまにお礼申し上げます。
ありがとうございました。

種智院大学には、助手時代から13年間お世話になりました。
人生の3分の1をこの大学で過ごしたことになります。
そのなかで一番に学んだことは、

学生の可能性を信じるということです。

こんなことがありました。

2年次の基礎ゼミで、400字の文章を書く課題を出したとき、
鉛筆も持たずじっとしている学生がいました。
事情を聴くと
「自分の考えを話すことはできるけれど、文章を書くのは大嫌いだ」
とキッパリ言われました。
その時、教員として私はどうしようかと正直とまどいました。
しかし、話してみると、鋭い感性を持っています。
自己表現の方法を少しずつ増やしていくために、
彼が話したことをまずこちらが聴き書きしたり、
ワークシートを使って、発想の「かけら」を拾っていく作業をしたり
いろんなことを試すなかで、彼は文章を書くことへの苦手意識を克服して
いったのです。
そして卒論では「優」を修めるほどの優秀な論文をまとめてくれました。

彼だけではなく、たくさんの学生達が、
それぞれの可能性の芽を大きな幹にまで育てていってくれました。
学生の成長の過程に、その瞬間、瞬間で立ち会うことができたことが
何より、教員としての私の姿勢や教育観を育てていってくれたのだと
思っています。

この場を借りて、卒業生、在学生のみなさんに厚く感謝します。

4月からは母校の龍谷大学に就任することになりますが、
種智院にも「公的扶助論」という科目で非常勤講師としてお邪魔します。

これまでありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。

砂脇 恵

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2013/03/30 10:36 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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