猫も?『どんまい金庫』

「どんまい金庫」。「マネー管理のガイドブック」がこの小冊子の副題でどんまい金庫す。高校を卒業し、これから働く高校生のための、おそらく日本初の経済教育の冊子です。大阪府の貸金業対策課が作りました。

 大きく取り上げられているのは借金です。借金なしで生活するのは困難かもしれませんが、今の収入で一体いくらまでの借金なら無理がないのか。それを知るには利息の知識が必要です。
 利息が18%、それほど法外ではない利息ですが、その利息で借金します。毎月1万円づつ返して3年間で返し終るつもりなら、借金できるのは27万円です。思ったほど多くはありませんね。

 この前提では計算上、72万円が限度です。しかし、1年間の利息は12万円!なので、毎月1万円返しても利息分にしかなたらず、一生返し続けても終わりません。

  この冊子では他に、スマートフオンなどによる個人情報の流出、友人間での金銭貸借、ヤミ金融などについて細かに解説されています。

 冊子の作成には、行政をはじめ経済学の専門家、障害者団体の方、消費生活センターの相談担当者、福祉関係者、教員、それに私も参加しました。お金とは何か、に始まって、預金と貯金の違い、複利計算などは門外漢には難しく、それらをだれにでも理解できる文章にするのは容易ではありませんでした。

 これには、「どん通帳まい通帳」というこづかい帳がついています。いまさらと思われるかもしれませんが、金銭管理を確実なものにするには、大変有効なツールです。知的障害者のグループホームでは活用されていると聞きます。

 これもいろいろな意見から、1週間単位としたものになり、支出項目ここでは「使ったお金の分けかた」と呼び、食費、遊び貯金箱 (交通費も含む)、携帯電話代、日用品費とし、住居費・医療費・美容費をその他としています。
 またレシートをはる欄がたくさん用意されています。いずれも使用する人の生活実態に合わせようとする試みです。

 これらは、高校での卒業前の教育実践で使用されることを想定しています。社会に出る人たちの安全で安心できる経済生活を望むところです。おまけはこの貯金箱。裏面には、「借りたものは返します」、「同じものを何個も買いません」とあります。   
 新入生のみなさんも金銭管理には十分ご注意ください。  (本多隆司)





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2013/04/12 09:26 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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