人はコミュニケーションしないことはできない。

大阪駅  ○○をしないことはできない、とはわかりにくい言い方ですが、もう一度ひっくり返すと「人は必ずコミュニケーションする」となります。

 コミュニケーションはことばによるものを思いますが、動作や表情などによるものもあります。人の反応などすべての活動を行動ととらえると、コミュニケーションは行動です。たとえ話さずとも行動はメッセージそのものです。

 ここから、少しずつややこしくなります。
 行動だからといってアクションだけが行動ではありません。何もしない、行動しないことも行動です。その結果?行動しないことはできません。

 例えば、施設のホールで一人車いすに乗って目を閉じている高齢者は、「誰も話しかけないで一人にしてくれ」というメッセージを送っているかもしれない。それを受けて周囲の人はそっとしておくという適切な行動をとります。話しかけるとムッとされかもしれません。

  行動はコミュニケーションです。行動しないことも行動ならば、コミュニケーションしないことはできない、ことになります。メッセージに気付かずとも、無ENT階段視しようともコミュニケーションしています。コミュニケーションしないという行動を選択することはできないということになります。
 だったらその場からいなくなればいいのではないか?その時は不在というメッセージを伝えます。
 
 沈黙したい時にはコミュニケーションせず沈黙して伝えると、沈黙はコミュニケーションの否定であるので自ら発した沈黙=コミュニケーションそのものの否定につながる、という大変なジレンマに直面します。どうやって解決すればいいのか。

 このテーマは、ワツラヴィックら(1967)のコミュニケーションの公理1によりました。この公理(真なることを証明する必要がないほど自明の事柄)は全部で五つあり、ベイトソンのダブルバインド理論と深いつながりがあります。またいずれ。
Watzlawick, P., Bavels,  J. B., & Jackson,  D. D. (1967).  Pragmatics of Human Communication: A Study of Interactional Patterns、 Pathologies and Paradoxes.(ポール・ワツラヴィック、 ジャネット・ベヴン・バヴェラス、 ドン・D.ジャクソン(著) 山本和郎(監訳)尾川丈(訳)(2007). 人間コミュニケーションの語用論:相互作用パターン、病理とパラドックスの研究 第2版 二瓶社 p.31-35)

 閑話休題。 過日、アース・ウィンドウ&ファイアーのリードギタリスト、アル・マッ ケイのバAl Mckayンドのライヴに行きました。ボーカル3人、ホーン4管、合わせて10人が「宇宙のファンタジー」、「ブギー・ワンダーランド」などアーEW&Fのヒット曲を大音量で次々繰り出します。「セプテンバー」http://www.youtube.com/watch?v=HXSq4fDpeQcが始まると総立ちで昔のディスコ状態、汗だくです。巨漢ボーカル3人のダンスはかっこよく、立っていようが座っていようが車いすであろうが、握手とハグでサービス精神旺盛です。1970〜80年代に20歳台であったであろうお客さんで満席です。大変楽しいライヴですが、ちょっと高い。    (本多隆司)  



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2014/01/31 10:00 | 未分類trackback(0)  | top

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