イコールフッティング

  縮小版 ゴイサギ
(水辺に黄菖蒲が)

 介護保険(居宅)サービスを提供している事業所には、社会福祉法人が運営しているところもあれば、株式会社、NPO法人が運営しているところなどなどさまざまである。これらの事業所のなかで、社会福祉法人に対して、収益が非課税である、施設整備に対する一定額の補助や公的資金の融資が行われるなどの優遇措置がとられている。こうした特定の事業主体(社会福祉法人)だけに優遇措置がとられることは不公平ではないかと異論が出ている。社会福祉法人も株式会社など他の事業体と対等な競争条件の立場(footing)に置かなければならないというイコールフッティング(equal footing)論である。これに対して社会福祉業界では、社会福祉法人は営利目的でサービス提供を行う企業などとは根本的にミッションが異なるのでイコールフッティングは成り立たないと反論している。

縮小版 菖蒲
(獲物を見つけたぞ)

 政府の規制改革会議では、介護保険施設の運営などで社会福祉法人だけが受けられる優遇措置をなくし、民間企業がもっと参入すべきだと主張している。また、厚生労働省に対しても社会貢献活動(生計困難者や生活保護世帯への子ども等への支援)の実施を法令などで義務付けるべきであり、平成26年度中に新たな制度設計を行うべきであるとの意見を表明している。

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(なかなか見ることができない大根の花)

 厚生労働省でも「社会福祉法人制度の見直しについて」の検討を行っており、規制改革会議の意見も踏まえて社会福祉法人の今後のあり方を今月末を目途にとりまとめることとしている。

                        縮小版 大根の花
                        (電線にツバメが。初夏が近い)
                                               (明石隆行)

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2014/05/06 13:59 | 未分類trackback(0)  | top

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