視覚障害者の手引きの体験

 「講義を聞いているだけでは障害のことは分からない。」以前ご紹介したスペシャルオリンピクス・日本の京都のバレーボールチームの練習に参加した学生の感想です。確かに、いっしょに過ごす体験が必要です。単独歩行
 ならばと、今度は授業で視覚障害者の手引きの経験をほんの少しやってみることにしました。

 グラウンドでアイマスクをかけての単独歩行からはじめます。ふだん意識もせず、なにげなくやっているまっすぐに歩くことを経験します。
 アイマスクをかけて歩きだすと、ふだんは感じない自動車や電車の音、話し声、学校のチャイムなどさまざまな音が、反響も作用していろいろな方向から聞こえてきます。さらに、木や草、畑、調理場のにおいがします。風や陽光も。

 ときには、こうした環境に心細さやこわさを感じる人もいます。恐怖心を追体験することが目的ではありません。こうした体験は障害者の不自由さなどネガティブさだけを強調するとの批判があります。
 
 最も気になるのは同アイマスク時に歩き出した他の学生の足音だそうです。足音と自分の距離、方向、音を信頼していいのかどうかなどさまざまに考えるのだそうです。自分なかに生じ変化するいろいろな感覚や思考に気づき、それに敏感になることが大切です。

 最初は単独で歩行するのですが、二回目はグラウンドの一方から聞こえる拍手を手がかりにして歩行します。介助者はいませんが、音源をめざして歩行するのは以外に簡単です。手がかりとなる音源があれば、安全でスムーズな歩行が可能となります。交差点にある音響装置と同じ原理です。

 次の授業では、手引きのガイドで校内を移動します。       (ホンダタカシ)

関連記事

2014/06/21 08:48 | 未分類trackback(0)  | top

 | BLOG TOP |