認知をめぐって

 認知行動療法のキイワードは認知です。。認知行動療法では、認知がおかしなことになっているために 、不快な感情やよろしくない行動が出現すると考えます。ならば、このおかしくなった認知を変えれば、問題のある行動などは消えるはずです。極端に単純化すればこうなります。
メタ認知
 認知はなかなか定義しくに言葉ですが、認識、思考、判断、解釈などの心理的プロセスであるとします。よろしくない認知を認知行動療法では認知の歪みといいます。①ゆがんだ誤った認知といわれますが、そのなかには②発達途上の未熟な認知、③虐待などの被害によって強く影響された認知が含まれます。

 例えば、「わたしってダメだ」との認知からで生じた感情は似ていても対処の方法は違うはずです。①認知にエラーを起こしておれば、本当にダメかどうかを点検し認知を修正します。②認識力が十分に発達しないままに偏った認知をしたならば、認知を発達成長させる方向で支援します。修正よりも成長です。③被害によってネガテイブな認知が前面になれば、その修復のために情緒的レベルに働きかけるべきです。

  通常、認知はそれほど意識されません。「クレームがあった?いやだなあ」などと認知はすっ飛ばされて感情(不快)に到達します。
 認知に対してどう認知しているか、認知の認知、認知の意識化言語化、これをメタ認知と呼びます。「誰かに注意される古書店と、文句を言われているような気がして、すぐにイライラするんだ。」とクライエントが思う時、メタ認知しています。

 先の認知の歪みなど①、②、③はメタ認知レベルのことです。認知行動療法はメタ認知によって認知をコントロールする技法と言い換えることもできます。
 まだまだ生硬ですが、杉浦義典・杉浦知子(2008) 認知行動療法とメタ認知(三宮真智子(編著) メタ認知:学習力を支える高次認知機能 北大路書房 pp.189-206)を読みながら考えました。メタ認知は何歳くらいからできるようになるのか。ワークブックのガイド本原稿を書きながら、あれこれ思いつきます。     (ホンダタカシ) 



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2015/01/31 10:07 | 未分類trackback(0)  | top

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