校正作業でルビをふる

  11月に出す本の原稿の校正をしています。校正というのは間違い探しみたいなところがあり、当方の原稿と出版社の校正ゲラ刷りの両方の間違いを丹念かつスピーデイに見つけなくてはなりません。

 旧版同様に知的障害者の利用を想定した翻訳のワークブックです。表現は分かりやすく、かつ明確でありながら、漢字の使用量に細心の注意をはらいます。漢字の使用量を決めるの校正に基準はないようでですが、原稿段階で657字について漢字か仮名かを決めました。

 漢字を使うならルビ(読みがな)をふればよいと思う人が多いようですが、文字数が多くなるので紙面が黒々としてきます。逆にルビを減らすためには、漢字を減らすことになりますが、かんじをへらせばたんごのきれめがわかりにくくなってよみにくいものになります。そこで、漢字をへらしつつ、単語のきれ目に読点(、)をうち、かながつづけば わかちがきにします。

 また、別のプログラム(ワークブック)でも採った方法ですが、ページを単位として初出の漢字のみにルビをふります。同じページに二度目に出てきた漢字にはルビをふりません。実際に使ってみるとなんら問題はありませんでした。

 ルビや分かち書きのチェックも校正での重要な仕事です。ルビは漢字の理解を助けるだけではありません。以前、「ルビがあれば、人に漢字の読み方を聞かなくてもよい」との感想を聞いたことがあります。尋ねることに抵抗感を持つ人もいます。


 閑話休題番犬1。写真は最近、自宅へきた番犬です。 しっかり吠えています。でも噛みません。

 コンゴ民主共和国出身のパーカッショニストであるムクナ・チャカトゥンバさんの「はじめまして!アフリカ音楽」(ヤマハミュージックアフリカ音楽メデイア刊)はおもしろい。このお名前も本当は、祖先の霊、先祖の名前、出身部族ルバ族の最初の王様の名前が続く、3行にもわたる長いものです。もちろん、コンガの叩き方もできます。「音が、指の先から光のように飛び出していくイメージ」だそうで、そうすれば「神様が降りてくるはず」だそうです。
 付属のCDに収録されているのは、さまざまな打楽器は複雑なリズムをきざみ、そのうえに自己紹介の歌?霊媒師の歌や子どもの遊び歌などがのっかったアフリカ音楽です。サバンナで校正をしている気分です。     (ホンダタカシ)

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2015/10/08 10:24 | 未分類trackback(0)  | top

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