ごみ屋敷

 身動きができないほど家の中がゴミでいっぱいになっている住まいを「ごみ屋敷」と呼んでいる。いつごろからこのような家が出現するようになったのだろうか。10~20年ほど前からだろうか。地方の都市ではあまり聞かない。特に都市部の住宅街に多いように思う。

 阪神間の3市(A市、K市、I市)の行政職員(ケースワーカー)と社会福祉協議会のCSW(コミュニティーソーシャルワーカー)の研究会に参加する機会が先日あった。テーマは、「『ごみ屋敷』対応を通じて社協のソーシャルワークを考える」であった。行政職員と社協職員がいっしょになった研究会はあまりないだろうし、「ごみ屋敷」がテーマにとりあげられるのも珍しい。それだけこの「ごみ屋敷」問題が都市部で深刻な問題になってきていることを示している。

 ごみ屋敷の主(あるじ)とラポールをとるまで数か月(長い場合は数年)、その間、自治会、民生委員、近隣住民、ボランティア、市の衛生局など、多くの関係者との調整が続く。ごみ屋敷の主はどれだけごみが溜まっていようと自分の家に他人を入れたくないし、地域住民は、悪臭やネズミ、虫などによって迷惑を受けているとはいえ、人の家のごみを自分たちが片づけることに納得がいかない、などなど。ごみ屋敷問題の解決には、相当の忍耐力と調整力が求めれること、ごみの量が半端な量ではないことが研究発表を聴いてわかってきた。
 発表された3事例の詳細は省くが、重要なことは、ごみ屋敷のごみを運びだす作業をしている過程で、近隣住民とごみの主とが感情的対立に陥らずに、地域住民と主とに対話が生まれていることである。ここにコミュニティーソーシャルワーカーの面目躍如たるものがある。
 ごみ屋敷の問題は、ごみの問題ではあるが、ごみ屋敷の主がこれまで地域社会とつながらず(孤立した)生活をしてきたことが問題なのである。ごみの処理の過程で近隣住民との関係が再構築されていく様子に期待が持てたし、CSWの実践がごみ屋敷の解決を通じて地域に着実に根付いていっていることを確認できた研究会であった。

□閑話休題
 ちょっと前に流行った「おにぎらず」の作り方を教わったので早速作ってみた。焼きのりにご飯、具、ご飯の順に重ねて、あとはのりの対角線の端どうしを真ん中でそろえるだけ。教えてもらわなくてもできそうだが、ごはんの量・置き方、対角線でのそろえるタイミング、ご飯をはみださないように包むといった、ちょっとしたコツを教えてもらうだけで、のりが破れてごはんとのり、中の具がごちゃごちゃにならうずにちゃんとした「おにぎらず」になる。のりをそろえる瞬間は心のなかで「よーし」と声をかけてしまう。一番緊張するところ。ちょっとおおげさか。
縦(横)半分にきってもよし、対角線に切ってもよし。中の具によって切り口の色がきれいだったりする。両手で「おにぎらず」をしっかり握ってがぶりとやる。食べごたえがあった。今回は具を重ねたが、重ねずに横に並べて置いて切り方を工夫すると切った断面がまた美しいと聞いた。切り方が難しく難度があがるそうだ。次回にやってみようと思う。
 ちなみに、自分では満足したが、半分を食べた家人からは具にいちゃもんがついた。具の好みは人それぞれなのだと言いたい。
 今回は3日遅れの投稿。謝々。
                                                                      (明石隆行)

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2015/10/21 16:19 | 未分類trackback(0)  | top

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