子ども食堂

  以前に子どもの貧困について次のようなことを書いた。「子どもの貧困の解消には、狭い意味での学習支援が有効性を持つことは疑いのないところであるが、学力だけに限定するのではなく、子どもの居場所、食生活など、子どもが地域で健やかに成長するような生活支援を視野にいれた幅広い取り組みが求められる」。

  その後、「子ども食堂」という取組みがあちこちで始まっているのを知った。地域福祉を進めている社会福祉協議会などでも実施に向けて検討を始めている。
  家庭の事情で1人で食事をする子どもが増えている。ひとりぼっちでコンビニ弁当を食べたり、インスタントラーメンで済ませている。そんな状況を少しでも改善しようとボランティアによる「食堂」が各地で生まれている。無料もしくは300円程度で手作りの暖かいご飯をたべられる場所である。月に数回、1週間に1回などと頻度はそれほど多くはないが、単に食事を低額で提供するだけでなく、そこには地域の大人もおり、中には学習支援の大学生もいたり、子どもたちが楽しく過ごせる居場所にもなっている。それがすごいと思う。
  少なくとも20~30人分の食事を作るわけだから多くのボランティアが必要となる。一口にボランティアといっても、場所を提供する人、食材を持ち寄る人、調理をする人、呼びかけのチラシを作る人・配る人、子どもの学習を支援する人、定年退職した男性、等々。地域から多様な住民が集まる。子どもの成長を見守るご近所のネットワークが自然(?)と出来上がっているようだ。
 
  個人で運営している人、NPO法人、社会福祉協議会などが運営母体となっている。厚労省では、子ども食堂に対して補助制度を設ける方針を打ち出している。このような事業が野火のごとく地域のあちこちに広がっていってほしい。

 (遅れ癖がついてしまった。またまた遅れてのアップである)
                                                                      (明石隆行)

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2015/12/22 13:49 | 未分類trackback(0)  | top

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