頌春2016

 あけましておめでとうございます。辛子蓮根

 お節用に辛子蓮根をつくりました。手本にしたのは、檀一雄の『檀流クッキング』(中公文庫)。

 この本の最初の方に出てくる「プルピートス」が確かに、「実に簡単で、実においしいものだから」これはやってみようという気になりました。イカ丸ごと、身も内蔵も全てを熱く熱したフライパンに放り込んでバターで味付けしたものです。ビール、ワインに最適です(インターネットで検索するとたくさん出てきます。)

年賀状2016  さて、辛子蓮根。おからを混ぜた味噌に辛子を合わせ、下ゆでした蓮根につめて、てんぷらにします。困ったのは味噌や辛子の分量で、本にも書いてないし(檀流クッキングではあまり細かなことは言わない?)、だいいち蓮根の穴の体積なんて分かりっこありません。

 もうひとつ困ったのは、おからです。おからを使った料理は檀流クッキングによく出てくるのですが、近所には豆腐屋さんも既になく、スーパーをまわってようやく粉末!のものを手に入れました。卯の花などといってよく食べたものですが。

 目分量でやった結果でしょうか、一口噛むと脳天に突き刺さるほどに辛い。家人は二つ目に箸をのばしませんでした。さらに、お節感に乏しいとの追い討ちです。

 サッさてクスのレッスンでは先生からしきりに歌いなさいと指示されます。楽譜にある音符を頭のなかでド、レ、ミ、と声に出していいながら吹くことです。これまで、難しいところがあるとミスをしないように10本の指に集中していました。
 年末のレッスンでようやく実感できました。歌うとはいっても頭のなかで言葉にするというイメージですが(ほぼヴィゴツキーの内言ですね)、それが指への命令となって指の自由にはさせないのでミスが減り、息も安定してピッチがよくなります。
 いままではいわば指任せ、息任せの勢いだけでしたので、その時次第という状態だったと先生に指摘されました。

 楽器のコントロールの中心が頭にあるというイメージです。ただし、頭=理性じゃありません。でも、日をおいてやってみるとそう簡単に再現はできません。
 実はこれって、心理療法でよくやっている「認知ー行動的アプローチ(認知行動療法)」そのものです。この場合、指にあたる部分は「感情」です。

 本年もよろしくお願いいたします。 (ホンダタカシ)



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2016/01/01 13:42 | 未分類trackback(0)  | top

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