認知の歪みを考える

 認知行動療法、本のなかでは認知-行動的アプローチという表現の方が多いのですが、 このア張り紙プローチでは出来事そのものではなく出来事をどのようにとらえたか、つまり認知のあり方に着目します。もしもその時の認知、ものごとのとらえ方が歪んでいたり誤っていれば、問題行動や不適応的な行動や反応が引き起こされると考えます。それなら、認知を学習などによって変化させることができれば、行動や症状の改善が図ることができるはずです。

  このズレた誤った
認知/ものごとのとらえ方を認知の歪み、ゆがみと呼び、犯罪者、とりわけ性犯罪者に特徴的に見られるとされます。

『性問題行動のある知的障害者のための16ステップ 「フットプリント」心理教育ワークブック 改訂版』では、「考えかたエ看板 ラー」と呼び10種ほどあげられています。例えば、「人のせいにする」とか「ちいさなことだ、たいしたことではない、と考える」、「わたしはしらないと、わからないふりをする」などで、最小化とか正当化、一般化と言われます。よくみる と、窮地にたった時や困った状況に陥った時の言い訳に近いものです。私たちだってそんな言い訳はしたことがありません、とは言えません。

 これまで「認知の歪み」は大きく取り上げられてきましたが、果たしてそうだろうか。
 
認知はものごとのとらえ方だと考えれば環境の人間関係や出来事を知覚し、解釈し、発信するという情報処理にも似た一連のプロセスではないか。このプロセスのどこかに、ゆがみや誤り、硬直性があるのではないか(本の原稿そのままです)。
 いろんな文献を取り込んでのかなり粗っぽいモデルですが、心理的支援での加害のプロセスでの認知の役割に着目しています。

William D. Murphy, W. D., & Page,  I. J. (2016)  The Role of Cognitive Factors in Sexual Offending. In M. S. Carich & S. E. Mussack (Eds.) Handbook of Sexual Abuser Assessment and Treatment. The Safer Society Press.pp.151-175.



「ダ文書1ストのことで来たのね?ダストをどうにかしにきたって言って。お願い」小説のプロローグの冒頭です。ダスト?さっぱりわからない。続いて第1部の1行目は「犬が心配だ」なに、犬?ミステWinters.jpgリーじゃなかったのか。
  舞台は小惑星マイヤが地球に衝突するまでの9月27日から10月3日までの七日間。ほこりっぽいアメ リカの街で(マッドマックスみたいだ)、フーデニーという名の犬を連れた元刑事パレスが捜査する(ブレードランナーみたいだけど酸性雨は降っていない)ミステリー。ハードボイルド小説につきものの怪しい相棒、人捜し(妹の二コ)、変わった人物との遭遇、とんでもない窮地などが乾いた文を重ねた翻訳(上手やなあ)によってテンポよく進みます。現在、9月29日の中ほどあたりを読んでます。
 あっと驚くどんでん返しはありませんが、警察小説に食傷気味の方に。

ベン・H・ウインタース 上野元美(訳)『世界の終わりの七日間』ハヤカワ・ポケット・ミステリー。
(シリーズ第1作目は「地上最後の刑事」!!)      (ホンダタカシ)


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2016/01/29 10:12 | 未分類trackback(0)  | top

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