「自分」と「自己」

 5月に性問題行動の支援や指導についてのガイドを出版する予定で現在校正をしています。校正と記者ハンドブックいうのは原稿とつきあわせて文字や図版の誤りを正すことですが、表現がわかりやすいか、適切かどうかなどさまざまにチェックします。その時に役立つのが、「記者ハンドブック第13版」(共同通信社, 2016)です。(読売、朝日、毎日の各新聞社版もあります)

 例えば、このような(・・)では句点「。」はどこにうつか。このハンドブックでは「文章全体の注釈、筆者名、クレジットなどはかっこの前に句点を付ける。」とあります。

 
サッカー場
 『経験を生かす』の時「生かす」か「活かす」に迷いました。パソコンではどちらも変換されます。「活かす」の方を使いたかったのですが、この読み方はは漢字表の音訓ではないので「生かす」を使う、とあります。「活」はカツというよみだけで、小学校2年で習います。(とあります)

 「自己」と「自分」という語はかなり頻繁に使用しましたが、使い分けはほとんど意識していませんでした。中村明(著)「日本語語感の辞典」(岩波書店, 2010)は「自分』と「自己」の違いについてこのように述べ、「自己」という語の硬さと厳密さを明瞭にします。。
『(自己は)「自分」と違い、肉体をささず抽象的な存在を問題にする場合に使う。「自分」に比べ、考える対象として内面を強く意識した表現」

 わかりやすさ、なじみのよさを考えて「自分」を原則にしました。ただし、「自己コントロール」や「自己効力感」などのほぼ熟語として認識されているものはそのまま「自己」とし、また「他者」と対にして論じている部分も「自己」としました。自分の書いた文章で辞書を引くのはなんだか変ですが、文章を磨くためには必要です。

 わかりやすい表現のためには、簡潔でコンパクトにまとめることが重要です。基本は5W1H、①いつ when、②どこでwhere、③だれがwho、④なにをwha、⑤なぜwhy、⑥どのようにhow、ですが、このハンドブックでは読者にとっての意味や 価値(値打ち、となっている)worthも大切であるとされています。なるほど。

 閑話休題。オランダといマルセイユ美術館えば風車とチューリップが浮かびますが、デザインや現代建築も見落とせません。アムステルダムの運河沿いにある写真専門のマルセイユ美術館http://www.huismarseille.nl/en/も充実した美術館でした。邸宅?を改装した美術館は、間口に比べ奥行きの長い建物が中庭を取り囲むように建てられています。
アムステルダム
 訪れた時は、Martin Roemersさんの「Metropolis」というタイトルの写真展でしたhttp://www.martinroemers.com/。スローシャッターを駆使し、鮮烈な色彩の静止物と流れる軌跡によってカルカッタ、北京など大都市のイメージを展開します。「あり得ない写真extraordinary photographs」です。新橋駅前や渋谷の交差点もあります。HPのWORKをクリックするとMartin Roemersさんのすごい写真を見ることが出来ます。
 オランダはゴッホやフエルメールだけではありません。

 明日4月1日は入学式、4月2日は世界中がブルーライトアップされる「世界自閉症デー」http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=165です。         (ホンダタカシ)

関連記事

2016/04/01 18:13 | 未分類trackback(0)  | top

 | BLOG TOP |