わかりやすい情報提供のガイドライン

パンフレット  
 大阪手をつなぐ育成会から「わかりやすい情報提供のガイドライン」というパンフットをいただきました。ここでも何度か取り上げているテーマですが、知的障害のために文字情報の読解に困難を持つ人への支援のためのガイドラインです。

 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会のリンクhttp://www.osaka-ikuseikai.or.jp/jigyo/file/honninkatudou/wakariyasuijouhouteikyou.pdf
 全国手をつなぐ育成会連合会のリンクhttp://zen-iku.jp/info/release/3084.html

 「知的障害の人たちへの情報提供の方法は、無理解、無策な状態にあります」とかなり刺激的な文章で始まります。確かに、漢字にルビを振れば事足れりと思っているものばかりです。このガイドラインでは、特に文章(テキスト)とレイアウトに焦点があてられています。
実際例として、図書館の利用方法についての案内があげられています。

 文章は簡潔で具体的に書くことが基本ですが、よくあるのが接続詞の使用です。できるだけ使わないことが原則です。パンフレットの例はこうです。ブラウザーによっては2行になることがありますが、1行だとして見て下さい。
× 図書館の中で おしゃべりを する人が います が、他の人に 迷惑 なので、 静かに しましょう。
○ 図書館の中で おしゃべりを する人が います。おしゃべりは 他の人に 迷惑 なので、 静かに しましょう。

 また、主語路1 を省かないことも大切です。パンフレットの例です。
× 返却日を2週間延ばすことができます。
○ 本を借りた人は、返却日を 2週間 延ばすことが できます。  

 レイアウトについては、意味ある単位でわかちがきにすることと、路3一つの文がまとまって見られるように改行すること、の2点を基本にします。さらに、テキストを補助するために、絵記号(ピクトグラム)、写真、絵を使うことが推奨されています。絵記号にはJISの他、日本版PICなどもあるそうです。
 過去に授業で知的障害のある人を対象にしたガイドマニュアル作りと同じです。この時は、居酒屋、レンタルビデオ店、カラオケ店、ボーリング場などの利用のためのマニュアルを作りました。

 このガイドラインはリンク先にもあるように、今年度から施行された障害者差別解消法(http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html)の知的障害のある人たちに対する合理的配慮でもあります。また、日本語に不慣れな外国人、高齢者、子どもにも応用されるべきものです。

閑話休題。6カ路2月の赤ん坊を連れて散歩したり買い物に行くと、通りすがりの方は大変親切です。エレベーターに乗る時降りる時には「開延長」を押して下さいますし、手でドアを押さえてくださる方、出発を待ってくださる方もいらっしゃいます。赤ん坊のもつ魔力かもしれません。
 ところが、乳母車を押しての電車の乗降はそうはいかず、ホームと電車のすき間や高さの違いがあるうえに、席を確保しようとして強引に乗ってくる人もいるので気が抜けません。遠慮して最後に乗る方もいらっしゃいますが、ベルが鳴ると焦ります。 魔力は効きそうにありません。        (ホンダタカシ)

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2016/06/10 10:23 | 未分類trackback(0)  | top

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