女性加害者の研究

Ch15.jpg  ここでたびたび取り上げている『(仮訳)性加害者のアセスメントと治療ハンドブック』の15章は女性の性犯罪者を取り上げています。これまでのセラピー経験は全て男性ですし、知識の源泉も多分全て男性からのものです。私たちのとって未知の分野です。

Cortoni, F. (2016). Working with Women Who Sexually Offend.  In M. S. Carich & S. E. Mussack (Eds.) Handbook of sexual abuser assessment and treatment. The SafereSociety Press. pp.365-386.

 Gender matters.の1文から始まります。「ジェンダーの問題だ」そのとおりです。ジェンダーに無知で無関心でありすぎました。例えば、女性加害者を駆り立てる要因は男性と同じだと想定していいのか。そのメカニズムも同じだと考えてアセスメントや治療をしていいのか。

 最初に、ジェンダーと愛染坂無関係な要因 gender-neutral (例えば反社会的態度、犯罪的交友、物質乱用)とジェンダー特有の要因  gender-specific (親からのストレス、家族からのサポート不足、被害の履歴、機能不全の人間関係)の組み合わせが重要であるとされます。どちらもネガティブな要素ですが、前者は文字通りジェンダーを問わずというもの、後者はジェンダーによって重要さや影響の表れ方が異なるもの、かと思います。ジェンダーを十分に意識して議論が始まります。そこで、「ジェンダー・インフオームド・アプローチ Gender-Informed Approach(ジェンダーの知識に基づいたアプローチ)」が取り上げられます。informedインフオームドは、「インフォームドコンセント」(十分な説明に基づく同意)として知られているように、「よく知っている」とか「情報に基づく」の意味です。

 平成25年版犯罪白書http://www.moj.go.jp/housouken/housouken03_00070.htmlは「女子の犯罪・非行」が特集として組まれ、分析されています。入所受刑者において男性よりも高齢化が顕著で、窃盗又は覚せい剤取締法違反の割合が多いことが指摘されています。その過程や背景には「男女共通の問題点に加え,女子特有の問題点を解明していくことが必要であり(同書, p.49)」との指摘があり、本書と同様にジェンダーと無関係な要因(男女共通の問題)、ジェンダー特有の要因、それらの組み合わせの分析が必要であると結んでいます。
 と、勢いよく書きはじめましたが、読んだのはまだ2頁です。読み進めながらトピックを取り上げます。

 赤ん坊を文書1乳母車に乗せて梅田へ本(斉藤環(著+訳)「オープンダイアローグとはなにか」医学書院)を買いに行きました。ほぼ毎日利用しているターミナル駅には、そういえば昔からエレベーターがない!隣接する百貨店のものを使用するらしいのですが、ごった返すデパ地下のエレベーターなんて無茶な話です。エスカレーターそのうえ改装工事中です。ならばエスカレーターでと思い乳母車をたたもうとしましたが、うまくいきません。簡単にたためるはずだったのが。片手に赤ん坊を抱き、押したり引いたりしてもうまくいかずモタモタしているとひとり、またひとりと手伝って下さる方が集まってきま した。人が集まってくると申し訳ないやら恥ずかしいやらで。
 以前これは赤ん坊の魔力だと書きましたが、どうも高齢の私が乳母車を相手にもたついているのを見るに見かねてのご親切であったようです。その後、別のターミナル駅に続くコンコース下のエスカレーターでも同様にうまくいかず、また何人かの方に助けていただきました。
 帰宅して点検すると、乳母車についているベルトがはさまっていたのでうまくいかなかったようです。ちなみに若い母親に聞くと、そんな好意的な反応はめったにないと憮然としておりました。うーむ。      (ホンダタカシ)

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2016/07/08 08:56 | 未分類trackback(0)  | top

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