思春期とポルノグラフィ

夜道路  ここでよくご紹介している、つまり今せっせと読んでいる 「性加害のアセスメントと治療Handbook of sexual abuser assessment and treatment(仮訳)」は4部構成、15章+結論からなる大きな本です。第1部「アセスメントassessment」、第2部「心理治療の内容The Therapeutic Context」、第3部「心理治療の構成要素Treatment Components」、第4部「特に懸念される事柄Special Concerns」という構成です。

 第4部の「特に懸念される事柄」とは生硬な訳語ですが、そこに含まれているのは以下の章です。

第13章 知的障害者に関する研究
第14章 インターネット・ポルノグラフィと性犯罪
第15章 女性性加害者の研究
 このうち、13章と15章は一部を以前にご紹介しました。

 次に取組み始めたのは14章です。子どもがメールアドレスや画像などを提供し児童ポ横断歩道ルノ事件などの被害にあう報道が目につきますが、この章はオンライン上でのポルノグラフィがテーマです。
 この章のなかほど「思春期とポルノグラフィ」(p. 392)という節で、10歳から17歳を対象とした大規模研究で12歳から13歳の少年の約1/5がポルノグラフィにさらされたという結果が述べられています。その多くは、ポップアップ広告などによるもので望んで接したものではないようです。また、別の研究ではポルノグラフィにはじめて接した年齢は10歳(中央値)で、その約7割はオンライン上だったそうです。
 さらに、ポルノグラフィに接した子どもは必ずしもはじめから意図して探しだしたわけでなく、別の研究によれば大部分の少年male youthsと半数以上の少女は、10代半ばの子どもmid-teens、つまり彼らより少し年上の子どもから見せられたと報告されています。
 
 これは日本のデータではありませんが、小学校高学年から中学校にかけてはじめてポルノグラフィに接し、それは必ずしも意図してものではなかった。つまり彼らにはその準備がまだ整っていなかったのではないかと思えます。だとすれば、その影響はどのようなものか。もう少し読み進めます。
Seto, M. C., $ Eke A. W. (2014). Internet Pornograpy and Sexual Offending. In M. S. Carich & S. E. Mussack (Eds.) Handbook of sexual abuser assessment and treatment. The SafereSociety Press. pp.365-386.
サンテグジュペリ
 新潮文庫のサン・テグジュペリ「夜間飛行」のカバー表紙は、飛行機好きの宮崎駿さんが描かれた複葉機です。「人間の土地」のカバーもそうかもしれません。ナントか鉄に限らず、乗り物好きは大勢いらっしゃいます。普通電車が停車する5駅のスタンプを集めて、新開地の駅長室でキーホルダーをいただきました。お父さんを伴った小学生がならんでいて、ちょっと恥ずかしかった。       (ホンダタカシ)

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2016/12/08 21:32 | 未分類trackback(0)  | top

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