児童期逆境体験国際版調査票(仮訳)その2

 前回ご紹介したWHO版のAdverse Childhood Experiences International Questionnaire  (ACE-IQ) のタイトルを少し変えました。その内容を、今風に言えば、ざっくりご紹介しますhttp://www.who.int/violence_injury_prevention/violence/activities/adverse_childhood_experiences/en/

 WHO版のACE_IQは、CDC版(米国疾病対策センターthe Centers for Disease Control and Prevention)とはずいぶん違います。
 CDC版は10問ですが、WHO版ACE_IQは43問でかなりたくさんあります。テーマなどを整理すると以下の表のようになります。

テーマ内   容質問数  
属性年齢、性別、職業、生活形態など7
婚姻初婚年齢、配偶者を自分で選択したかなど5
両親/後見人等との関係回答者への関心の度合い、回答者の悩みの理解など5
家族環境養育者や家族の状態(薬物、収監など)、虐待の有無(心理的、身体的、性的、ネグレクト)、家庭内暴力の目撃16
友人間の暴力いじめの有無、ひどいケンカの有無、3
地域での暴力事件の目撃地域社会での暴力の被害者の目撃3
戦争/集団暴力への暴露戦争、紛争、集団暴力により強制移動させられたり、自宅の破壊、暴力被害など
オブジェ1
  子ども時代の逆境体験では身体的・心理的・性的虐待やネグレクトなど虐待が真っ先にあげられますが、暴力的な場面を目撃したり、銃声や叫び声など聞いたりした体験も含まれます。
 WHO版ACE_IQ では地域社会で目撃した暴力事件に関する質問、戦争/集団暴力による被害体験、さらにいじめに関する質問もあります。なお、CDC版ACEには属性や婚姻というテーマはありません。
  
 回答は質問によって異なり、はい(ある)/いいえ(ない)で答える質問、または頻度として、しばしばあった/数回あった/1回あった/全くない、を答える質問があります。全ての質問に対する回答には「答えたくない」が必ず用意されています。

 紛争が顕在化している社会とそうでない社会、また状況やその経過は社会によって異なることを考えれば、こうした質問が必要であると理解できます。統一された質問や手順によることで、地域をこえた比較が可能となります。
 一方、日本の知的障害者を対象にした実施を考オブジェ2えればそう簡単なことではないように思えます。分かりやすい質問文や同意書、実施計画など課題はたくさんあります。

 写真はチェスキー・クルムロフの街にあったオブジェだったような(記憶によれば)。
 プラハのスメタナ・ホール(市民会館)と聖サルヴァトール教会で音楽を聞きました。どちらも大変響きがきれいで音の粒立ちが感動的です。とりわけ、バロック建築の聖サルヴァトール教会とそのパイプオルガンも17世紀には完成した、とあります。見あげるほど高いところから、歌、トランペット、パイプオルガンが奏でられ、広い教会の内部を柔らかな響きで満たします。残響が長く音が美しく重なりあっていきます。比較するほうがおかしいのですが、うちのステレオ装置は全くだめです。          (ホンダタカシ)
 
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2017/03/31 08:55 | 未分類trackback(0)  | top

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