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クライエントと呼ぶのか

  よく取り上げているSAMHSA(Substance Abuse and Mental Health Services Administration;物質乱用・メンタルヘルスサービス局?)の資料では、サービスを受ける人や対象者をクラ

駅構内イエントと呼んでいます。クライエントは支援者やセラピスト(SAMHSAでは提供者providerとされること多い)からサービスを受ける対象であって、少し受け身の存在という印象がつきまといます。

 トラウマ・インフオームド・ケアTICでは、トラウマに関連した症状や障害は、その人がトラウマ出来事をなんとか切り抜け、突破しようとした「最良最大のレジリエンス」とみなします。
銅像1 「ノーマルとは言えない状況でのノーマルな反応」であって、今の行動や感情、障害はトラウマを生き延びた/サーバイバルな、「適応的」な反応と言えるものです。トラウマ・インフオームド・ケアでは、クライエントの行動をこのように位置付けして、支援の関係を作っていきます。

 この視点からさらに次のように指摘されます。トラウマ経験について一番よくわかっているのは、セラピストやサービス提供者ではなくクライエント自身です。だからその当事者性に着目してクライエントと協働して解決を見出すべきだとされ、クライエントとの「協働する姿勢へのシフト」がセラピストやサービス提供者にとって必要になります。
 物質使用やアルコール問題など行動上の健康問題Behavior Healthに焦点をあてたSAMHSAの資料にある支援の対象者のなかには、自ら進んで解決を求める人ばかりではありません。だからこそクライエントは単なる対象者ではなく、支援者/サービス提供者と協働する者だと見方をシフトすることがクライエントのストレングスの促進につながります。
 
 さらに、SAMHSA資料では、クライエントではなく消費者と呼ぶ箇所がいくつかあります。消費者参加や消費者の意思決定に関連した文脈です。それについてはもう少し勉強してから。

 「・・・」は全て、SAMHSA (2014). TIP 57: Trauma-Informed Care in Behavioral Health Services. A Treatment Improvement Protocol. の「第1章トラウマ・インフォームド・ケア:社会文化的視点」からの引用です。
  写真はブタペスト西駅と市内にある像です。     (ホンダタカシ)
銅像2  


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2018/03/16 07:09 | 未分類trackback(0)  | top

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