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質問することを考える

 自分の面接(せラピー)の逐語記録を見ると気がつきました。なんと質問の多いことか。聞くことを基本とすべきという面接とは逆です。一方、面接の相手からは話しているといろいろなことに気がついたとかわかったという感 想があります。

  相手に質問するのは、よくわからないので知りたい時やぼんやりとしていてはっきりさせたい時です。例の5W1Hと言われるように情報を集める時です。

  疑問文にはもう一つの作用があります。お母さんが「どうしてこんなスパナップ1ことをしたの」とつまみ食いをした子どもに言うとき、子どもに原因や理由を尋ねているだけではありません。「お腹が減っていたから」と子どもが答えても、逆に黙っていてもお母さんに叱られます(これがベイトソンのダブルバインドですが)。 ある文脈や状況で発せられた疑問文には間接的で遠回しの非難や叱責が含まれます。質問される側に立つとすぐに気がつきます。

この危険性は常に意識しておくべきことです。
 疑問文はさらにもう一つ、相手にもう一度点検を促す作用があります。質問された側がその答えを探している過程で、時に”そうだったんだ”という気づきが促されることがあります。
  疑問文は単に問うているだけではありません。疑問文には質問する側が、あなたの話をこのように理解したんだけれど、というように相手の話した内容の理解の正確さと深さが示されます。あなたについて、ここをピックアップしました、と言ってもいいかもしれません。
 スナップ2
質問された側は、質問者の理解内容を起点において答えを探します。ここから気づきが始まります。質問者の理解の内容は、質問される側の気持ちや考えの整理でもあって、質問者の共感がそれを支えます。理解の内容がズレていたり、深さが不十分だとそこには至りません。

  実はここが、面接が「あなた」と「私」という二者の関係から、「あなた」と「私」が「あのこと」について話し合う という三者の関係への脱皮する瞬間じゃないかと思います。
 

 ブタペスト西駅附近のショッピンモールのカフエとマクドナルドのゴミ箱(のイラスト)。どちらもカラフル。          (ホンダタカシ)

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2018/04/27 10:50 | 未分類trackback(0)  | top

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