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発達障害学会第53回大会

  福山市立大学で開催された「日本発達障害学会第53回研究大会(8月11日・12日)で、「トラウマ・インフォームド・ケアTICによる支援の提案-性問題行動のある知的・発達障害者への支援を中心とした検討-」(共同発表)という題でポスター発表をしました。いつもこうなるのですが、とても長いタイトルです。

 「トラウマ・インフォームド・ケアTIC」はここで何度か説明していますが、トラウマに発達障害学会ついて知識がある、とかトラウマをよく理解しているという意味です。「性問題行動」とは、性犯罪だけでなく、犯罪とは言えないまでも性に関して不適切で容認されがたい行動をも含みます。
 「知的・発達障害者」とは聞きなれないかもしれませんが、知的障害とASDやADHDなどを含む発達障害を指しています。もともとは知的障害を中核として発達障害をとらえていたはずですが、いつの間にか変化したので並列した表記にしています。米国の文献ではI/DD:Intellectual/Developmental Disability(-ties)とされることがあります。ちなみに障害者はPWD:Person(s) With Disability(-ties)。なんでも略されます。
 

 発表は、畳1枚程度のボードにあらかじめ提出した論文をポスターにして貼り出します。われわれは、A0版(841mm×1189mm)でポスターを印刷しましたが、以前はA4版で印刷しボードに敷き詰めるように貼りました。指定された日時にポスター前に陣取って、ごらんになった方からの質問に答えますが、障害福祉事業所や学校、医療機関など現場での実践的な話題に発展することが多く意見交換が白熱することも少なくありません。この学会は知的障害、発達障害が中心で、研究者や学生だけでなく、専門的実践者、障害者当事者、保護者など多彩や参加者です。
  トラウマ・インフオームド・ケアという考え方は、加害者治療だけでなく、誰もが踏まえるべき対人援助における基本的な部分ではないかかという指摘がありました。われわれはどうかすると、知的/発達障害のある加害者を対象にした指導や支援というピンポイントをめがけて研究していたので、視野が狭くなっていたかも知れません。

 トラウマ・インフオームド・ケアTICという言葉をご存知の方は少数猫2匹でした。このテーマは障害児者福祉と臨床心理学の重なる領域です。アセスメントや(心理的)支援には両方の知識とスキルが要求されます。法律の施行から数年たち虐待への関心は高まりましたが、障害児者の児童期逆境体験ACEsなどトラウマについての知識や支援の方法への関心の広まりはこれからだ、との感じました。

 阿尾日記2。
 月に二、三度漁村の借家で過ごしています。ここの集落は、海から山までは短く横に細長く、人がすれ違うことが出来ないほどの狭い道が家と家のすき間を曲がりくねりながら縦に横に通っています。車のおいてある場所から家まで2、3分の距離ですが、道がおぼられないので通るたびに違う場所に出てしまいます。人よりも爪や甲羅が赤い蟹と出会う方が多いようです。蟹は人の気配を察知するとすぐに石垣や溝などに隠れてしまいます。家はそうした道がまじわる所にあるので、人通りが多く?ときおり声をかけてくださいます。おみやげをいただくこともありました。       (ホンダタカシ)
 

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2018/08/14 17:41 | 未分類trackback(0)  | top

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