たかが新聞紙されど新聞紙・・・四角い頭を丸くしよう

人には、正解がひとつの言語的蓄積がものを言う結晶性の思考ができる「頭のいいひと」といわれるひとがいます。一方、多様な事を瞬時に考え出す、俗に「頭の回転が速い」ひとと言われ、その場その場でうまく対応できる、流動的思考ができる人もいます。社会で生きていくためには、マニュアル通り正確に、ひとつの正解を求めることも基本必要ですが、状況や相手に合わせて、過去の経験から、うまく情報処理をして、今に合うようなことを考え出していく対応力を身につけることが、福祉の世界は必要でしょう。
わたしの演習の授業では、「四角い頭を丸くする」つまり、ひとつしか正解を出すのではなく、柔軟に物事を考える為のトレーニングのひとつとして、新聞紙を活用しています。
 よくやるのは、「新幹線で、子どもをつれて、京都から東京へ行く約2時間半の間に、持ち合わせているハンカチや、新聞紙を使って、できるだけ、子どもが騒がずに過ごせる工夫を考える」のですが、大勢いると次々とアイデアが出て、そのアイデアは、子育て支援教室でも使わせてもらって、好評をはくしています。(あなたはいくつできますか、最低10種類はできないとね)
 
 先日は、限られたことにしか興味を示さない発達障害の子どものために、動き、音の出るものを作ろうと言うことになりました。
 まずは、紙デッポウと屏風たたみにした扇子、確かに音は出ますね。
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次は、丸めて、長い棒を二本たたき合わせり、先を丁寧にちぎって、ひらひらを作り、子どもの上でかざすとかすかな音と、紙のゆらぎが子どもの注視を誘いそう。
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一番の工夫は、丁寧に同じ幅に新聞紙を縦にちぎり、ふんわりと丸めて、端をぎゅっと硬くたたみ持ち手を作り、ゆっくり動かすと動きもあり、音もざわざわと木の葉が擦れ合うような音が出る作品でした。


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 その他、新聞紙を長くちぎって、丸めて、ボールを作ったり、小さくちぎって花吹雪、真ん中に大きな穴を開けて、イナイイナイバアをするなどが考え出されました。

 「あのおもちゃや道具がないとできない」などと考えないで、手近にあるものを使って、柔軟に対応することが福祉の現場では求められます。
「いま・ここで・あたらしく」の対応ができるよう、ぽいと捨てるその前に、新聞紙を有効活用しましょう。私の85歳の母は毎日、広告で箱おりをし、台所の野菜くず入れに利用し、重宝しています。

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                                             萩尾藤江
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2009/11/04 00:00 | 未分類comment(0)trackback(0)  | top

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